先月の話になりますが、郵送されてきた「確定拠出年金お取引状況のお知らせ」の明細を見て驚きました。
手数料の明細部分だけ妙に小さい文字で、行数も多かったのです。

よく見てみると、毎月、国民年金基金連合会や運用関連運営管理機関、事務委託金融機関などから、それぞれ手数料が差し引かれていました。
金額にしてわずか数十円から数百円程度なのですが、「せっかく運用して増やしているのに、なぜこんなに手数料が取られているのだろう?」と思ってしまいました。
そこで税理士の大河内薫さんと漫画家の若林杏樹さんの共著『貯金すらまともにできていませんがこの先ずっとお金に困らない方法を教えてください!』を手に取って読んでみることにしました。
『IDeCoの手数料』には次の5つがあります。
1 口座管理手数料・・・2,839円
2 運営管理手数料・・・0円〜数百円
3 掛金支払いの都度・・・月105円
4 委託手数料・・・月66円
5 60歳以降受け取り時・・・440円
実際、私の手元の明細にも、毎月105円と66円の手数料が記載されています。どこの証券会社や金融機関でも共通する手数料ですが、運営管理手数料だけは証券会社や金融機関ごとに異なるようです。
ちなみに、私の利用している金融機関では310円の手数料が差し引かれていました。
しかし、ネット証券ではこの手数料が0円のところが多いようなので、iDeCoに加入を考えている方にはネット証券がオススメです。
また、掛金の拠出方法には「月払い」と「年払い」があり、年払いにすると国民年金基金連合会への手数料105円を削減できます。
月払いの場合、105円 × 12か月=1,260円かかりますが、年払いにすると1回分の105円で済みます。
ただし、年払いで納付回数を減らしすぎると、価格変動リスクの影響を受けやすくなるため注意が必要です。
せっかくの税制優遇も、高い手数料で帳消しになってしまっては意味がありません。
とはいえ、私の場合は昨年12月から掛金を増額し、税制メリットも向上したため、多少の手数料には今回は目をつぶることにしました。

これから加入を考えている人はぜひ参考にしてね!
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