腸を整える

　あらゆる健康法の中で最も意味があると言われる腸活。腸の世界は最近の医学の進歩で分かってきたことも多く、これまでの知識が古いようであれば、腸活を始める前にアップデートする必要があります。

　今回参考にさせていただいたのは「結局、腸が９割」という消化器専門医の川本徹先生の書籍です。私自身、最近まで腸は消化器官一つとしか認識していなかったので、書籍の内容は新鮮なことばかりでした。

　腸活がなぜ最も意味のある健康法なのか。その理由は、腸が体全体の「健康の要所」だからだそうです。腸は、ウイルスや細菌などの「体に悪いもの」を体に入れないようにする防衛ラインであり、そのラインが破られると血液を通じて全身に「体に悪いもの」が持ち込まれてしまいます。一方、腸には「体にいいもの」を吸収したり、作ったりして全身に届ける役割もあります。「体にいいもの」とは、ビタミン類（全身の健康に欠かせない）、免疫抗体（ウイルスや菌をやっつける）、ホルモン（心を明るくする）です。

　腸が原因になる病気・症状には、うつ、認知症、感染症、アレルギー、肥満、糖尿病、高血圧、動脈硬化、便秘、下痢等あげたらキリがないくらいあります。全身の健康の９割が腸と関係していると言っても過言ではありません。

　このようなことから、腸に「体に悪いもの」ではなく、「体にいいもの」を取り入れる「超活」が重要となってきます。

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