人生の3分の1は睡眠に費やしているにもかかわらず、人は睡眠の重要さについて不勉強なような気がします。
ひと昔とちがい、睡眠についての研究からいろいろなことが分かってきています。
たとえば、睡眠と体の関係についてです。
私たちの睡眠にとって、大きなカギとなるのは成長ホルモン、メラトニン、コルチゾールです。
成長ホルモンは、皮膚や筋肉、骨の形成、傷ついた筋肉や内臓などの体組成の修復、細胞の新陳代謝の促進といった働きがあります。
メラトニンは「睡眠ホルモン」とも呼ばれていて、睡眠を促進したり、免疫力を高める働きがあります。また、脳の老廃物を除去する働きもあり、それはきちんと排出されないと将来アルツハイマーなどの疾患の引き金となる可能性もあるのだそうです。
コルチゾールは、「抗ストレスホルモン」とも呼ばれ、強いストレスから心身を守ってくれます。また、体内に蓄積されたブドウ糖を分解してくれる働きもあるので寝ながらにしてダイエットができます。
日ごろから身体の疲れがとれなかったり、肌荒れが治らなかったりしている人は良質の睡眠を確保してほしいです。また、安易に睡眠を削ることを考えるのではなく、愚眠が将来の健康に与える影響のことも考えてもらいたいです。
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