コーヒーを飲むと眠れなくなることをご存知の方は多いと思いますが、何時までに飲めばカフェインの影響を受けずに眠れるのでしょうか。
ショーン・スティーブンソン著「SLEEP」ではこんな実験が紹介されていました。
元は学術誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・スリープ・メディスン」に掲載された記事です。
リンク
実験では、複数の被験者に対して異なるタイミング(寝る直前、寝る3時間前、寝る6時間前)でカフェインを摂取してもらいました。
その結果、全員の睡眠が大幅に阻害されたことが数値で明確に示されました。要するに、寝る直前はもちろん、寝る6時間前であってもコーヒーやお茶に含まれるカフェインが睡眠を妨げたのです。
この実験で興味深い点は、睡眠測定器による客観的なデータに加え、被験者に睡眠に関する日記をつけてもらったことです。
寝る6時間前にカフェインを摂取した被験者たちは、測定器のデータでは睡眠時間が1時間短くなっていたにもかかわらず、日記に「睡眠に違いを感じた」と書いた人は一人もいませんでした。中には、すぐに眠りについたと思っていた被験者もいたほどです。
リンク
書籍では、カフェインを摂取する「門限」を設定することを推奨しています。
おすすめの時間は午後2時です。
カフェインに敏感な人は、さらに早い時間に設定するのでもよいでしょう。
また、カフェインの影響が特に心配な人は全く摂取しないという選択肢もあります。
茶色パンダ
ボクも飲むのはお昼までだよ!
にほんブログ村
コメント